格安SIMってムズカシイ???
前回に続き「格安SIM」について書いていきます。
簡単にいうと、「基地局造るの大変だからド◯モから電波借りてビジネスしよっ」
ってことです。
今回はちょっと細かいお話をしますが、格安SIMを使う上で大事な話なので絶対に読んだ上で格安SIMを選んで下さい。
※絶対に読んだ上で格安SIMを選んで下さい。
理解した上で活用すれば安くて嬉しいMVNOですが、安いという部分だけで選んでしまうと思わぬ落とし穴に引っかかることがあるのでいくつがご紹介していきます。
ちょっと脅かしすぎた気もしますが、MVNO自体は必要な人のニーズをがっちり捉えているので、「ちょうどこういうのが欲しかった!」という人はぜひ使って見て下さい^ ^
では、その「注意するべきポイント」についてご説明します。
まずはスマホの仕組みを少し説明します。
ソフトバンクがCMで「プラチナバンド」とか言っていたことがありますが、スマホは電波で繋がっているので、電波の周波数というものがあります。携帯で使用されているのはだいたい800MHz〜2GHzの電波なのですが、キャリアによって使える周波数が決まっています。
グーグルで「電話 電波帯」と検索すると画像がたくさん出てくるので、詳しく知りたい方はぜひググって下さい。
更に突っ込んでいくと、各キャリアのスマホは、それぞれの周波数だけを受信できるように作られているという事実が現れます。
スマホはネット通信を出来るようにアンテナが内蔵されているのですが、全ての周波数帯のアンテナを搭載しているわけではありません。
(auからの受注で生産しているのにソフトバンクのアンテナを搭載する必要は、まずないですよね?→auとの契約を切って他社のSIMを入れる気ですか!?www)
つまり、スマホによって受信できる電波が違うと言うことです。
次に、格安SIMの電波は3種類ある。について説明します。
MVNOの電波は大手3キャリアから借りている=元をたどれば3大キャリアのどれかの電波を使っている。
更に、ほとんどの格安SIMはドコモに電波を借りています。
以上のことをまとめると、
①スマホの電波には周波数帯があり、スマホのアンテナが合わないと通信ができない。
②ほとんどの格安SIMはドコモの電波を借りている。
なので、ドコモのスマホはほとんどの格安SIMを使うことができるのですが、auのスマホは、au系列の格安SIMを選ばないと通信ができない可能性がある(高い)と言うことです。
ソフトバンクはワイモバイルがあるので格安SIMが現状ありません。
(格安SIMに電波を提供してしまうとワイモバイルの存在価値がなくなってしまう)
ただ、ソフトバンクの電波帯は基本的にドコモと被っているのでドコモ系列の格安SIMが使えるとか使えないとか、、、
あとは、LINEなどで「年齢認証が必要です」とか言われることがありますが、格安SIMだとこれができなかったり、スマホをWi-Fiルーター代わりにする「テザリング」が使えない会社が多かったり、「データ通信専用SIM」だと電話番号が与えられないので、そもそもLINEが使えなかったりなどなど、、、
これらの仕様は会社ごとに違っていて、SIMの契約方法も大まかに3種類(データ通信のみ、SMS対応SIM、音声通話対応SIM)あります。
なので、個人的には「安そうだからネットで注文してSIMがきたら使ってみようっと」と言うのはチャレンジャーを通り越して自殺行為だと思います。
家電量販店などで、店員さんに聞いてみて、納得した上で挑戦してみましょう。
(SIMが使えなかったりしてクレームになるのは、契約を取れないことよりもやばいので、割と親切な対応をしてくれるはずですw)
まとめると、
・スマホと格安SIMの適合、不適合があるので、しっかりと確認しながら契約しましょう。
・格安SIMだけを契約する場合は、強引な接客に遭遇しにくいはず。。。
奈須的にオススメの格安SIM活用術は
①使っていない昔のスマホやタブレットがある人はYouTubeなどの動画視聴用に使う。
②仕事用などで、本当にデータ通信をしない、電話だけできればいいスマホ用に使う。
といった感じでしょうか。
スマホの月額料金を下げたい場合は、
使おうとしているスマホが、どの会社のSIMなら使えるか調べる(聞く)
毎月のデータ量や通話料が適切かどうか考える
今自分が使用している機能やサービスがどうなるのか調べる(テザリングなど)
といったことを踏まえてお選びください。
今回は長くなったのでここまでで。
次回は「えっ?この人なんでグイグイくるの!?」